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2月1日(水曜日)、大寧寺本堂で、長門湯本温泉観光まちづくりワークショップ「大切にしたい地域資源」が開催され、湯本地区の住民や旅館関係者、市や観光コンベンション協会の職員など約40人が参加しました。
平成29年度から湯本地区では、昨年8月に策定された「長門湯本温泉観光まちづくり計画」に基づく整備が行われます。このワークショップは、地域の声を整備に生かすための取組として企画されたものです。
この日ははじめに、市都市建設課から「良好な景観形成のためのルールづくり」と題して、風情ある魅力的な温泉街をつくるために必要な景観施策の説明が行われました。今後は地域住民を交えて議論を重ね、温泉街・大寧寺・三ノ瀬周辺・長門湯本駅を含む範囲で、基本目標や方針、景観形成の基準などが定められるとのことです。
その後、6テーブルに分かれて始まったグループワークでは、「恩湯・礼湯の今とこれから」をテーマに、「現状(利用頻度、ほかの温泉との比較、満足なところ・不満なところ)」「建て替わるときに引き継ぎたいもの、新しく加えたいもの」「温泉に特徴をつけるアイデア」の3項目について意見交換が行われました。
参加者からは、安価な価格や泉質、情緒ある雰囲気などに満足している一方で、駐車場の狭さや施設の老朽化などが不満点として挙げられ、全体的に恩湯の利用頻度が高いこと、温度や施設の違いから、気候に応じて礼湯を活用していることなどが分かりました。また、今後建て替えにあたっては、家族風呂や休憩室の整備、外湯めぐりを想定して、何も持たずに気軽に温泉に入れる工夫や、恩湯と礼湯のコンセプトを決めて差別化を図ることなどが提案されました。