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12月15日に長門市で開催が予定されている日露首脳会談に向け、警察や航空、消防無線などの重要無線通信に対する妨害の発生に備え、11月25日(金曜日)に中国総合通信局による電波監視訓練が小河内総合公園グラウンド周辺で行われました。
この訓練は日露首脳会談において、重要無線通信に対する混信や電波妨害が発生した場合に、迅速に妨害源を特定し排除することを目的としたもので、疑似的に妨害電波を発射し、発信源の所在を探索する設定で行われました。
訓練では、市内で妨害電波が出ているとの情報を受けた後、平面アンテナを装備した不法無線局探索車と携帯小型探索機を使って、妨害電波の発生源の方向を特定。その方向に向かって小型の携帯探索機を使いながら歩き、妨害電波の発生源を特定しました。特定した相手に対し、妨害電波の発信をやめるよう指導して訓練を終了しました。
訓練を実施した中国総合通信局電波管理部監視課の若宮課長は「今回の訓練は来月の日露首脳会談において、重要無線の妨害事案が発生したときに迅速に排除するための準備として実施した。会談が成功裡に終わるよう万全の体制を整えて成功に導きたい」と意気込みを述べました。