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11月22日(火曜日)、暮らしの中に長門市産の木材を取り入れ、子育てに生かす「木育(もくいく)」の取組を進めるため、市・NPO法人「人と木」・東京おもちゃ美術館の3者による、県内初の「ウッドスタート宣言」が行われました。
ルネッサながとで調印式を終えた後、大西市長は「市では公共施設の建設にあたって木材の活用を進めており、今後も木を愛し、森を愛する人材の育成に取り組んでいきたい」と、NPO法人「人と木」の岩本美枝理事長は「木育の取組が大きく根を張って、いつか大木に育ってほしい。また、取組を通して人の輪も広げていければ」と、NPO法人日本グッド・トイ委員会理事長で東京おもちゃ美術館館長の多田千尋さんは「長門市のシイの木を、皆さんが誇りに思ってもらえるように、二人三脚で木育を推進していきたい」とあいさつしました。
続いて行われた誕生祝品贈呈式では、5家族に長門市産のシイの木を使った「くじらの親子」のおもちゃが手渡されました。市では今後、市内で生まれた新生児に最初のおもちゃとして、シイの木のおもちゃを贈呈する予定です。この日、おもちゃを受け取った家族は「温かみがあって、素敵なおもちゃだと思います」と話しました。
この日はほかにも、林業や木材産業の従事者、子育て支援の関係者などが意見交換を行う「木育円卓会議」や、親子でたくさんの木のおもちゃを楽しめる移動式東京おもちゃ美術館「木育キャラバンinながと」が開催。県内初開催となる同イベントは、11月23日(水曜日)まで行われます。