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ロシアのテレビ番組が長門市を取材

ページID:0016881 更新日:2016年11月22日更新 印刷ページ表示
金子みすゞ記念館で3冊の遺稿集の説明を受けるテレビ関係者

金子みすゞ記念館で3冊の遺稿集の説明を受けるテレビ関係者
金子文英堂で当時の生活について説明を受ける
ロシア第一チャンネルの制作チーム4人が長門市を訪問
日露兵士の墓碑の経緯などを地区住民から説明
撮影が終わり「スパシーバ(ありがとう)」と握手

  11月22日(火曜日)、ロシアの国営テレビ局であるロシア第一チャンネルが制作するテレビ番組「непутёвыезаметки」の収録が山口県内で行われ、制作チームが長門市各地で撮影を行いました。

 訪れたのはロシア第一チャンネルの制作チーム4人で、11月22日(火曜日)から24日(木曜日)の2泊3日の日程で長門市を皮切りに萩市や山口市、下松市などで撮影を行います。制作チーム一行は22日に長門市入りし、青海島観光汽船に乗船して取材した後、金子みすゞ記念館、日露兵士の墓碑などを撮影しました。

 金子みすゞ記念館では、矢崎節夫館長が出迎え、金子みすゞの詩や生涯、記念館の概要を説明。制作チームのディレクターであるタチアナ・バリノヴァさんからは「金子みすゞはどんな教育を受けていたのか?」「現在の若者は金子みすゞの詩を知っているのか?」など質問が相次ぎました。ロシア語に翻訳された金子みすゞの詩「私と小鳥と鈴と」を読んだタチアナ・バリノヴァさんは「心が震えるほど感動的な詩だった。一篇しか読んでいないが、心の美しい人だとわかった」と感想を話しました。

 午後からは通地区大越の浜にある日露兵士の墓を訪れ、地元で墓を管理されている方々に墓の経緯などを取材しました。取材を終えた制作チームは「日本とロシアは海を挟んで距離的に遠い場所だが、こうして亡くなった兵士の墓を長年供養していただいていることに感謝したい。敵味方の墓がこうして二つ並んでいるのは世界的にも珍しく、兄弟のように埋葬していただいたことに感動している」と感想を述べました。

 取材された内容は15分間の番組としてロシア全土で放送され、12月11日と18日の2回に分けて放送される予定です。