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地域の手で墓碑周辺を整備

ページID:0016816 更新日:2016年11月15日更新 印刷ページ表示
市観光課によって、2つの墓碑を説明する看板が設置された

市観光課によって、2つの墓碑を説明する看板が設置された
地域住民の手で墓碑までの道を整備
木材とコンクリートブロックで49段の階段が作られた
通まちづくり協議会の新谷会長は「多くの人にこの地の歴史を知ってもらえれば」と話した
入口には案内看板も設置された

 11月15日(火曜日)、通大越の浜にあるロシア兵戦没者・常陸丸遭難者の墓碑周辺で、通まちづくり協議会や地元有志のメンバーによるアクセス道の整備が行われました。

 日露兵士の墓碑は、長門市での日露首脳会談の開催が決定したことを機に、県内外から多くの人が訪れるようになりました。しかし、市道から墓碑までのアクセス道は山道で、一部は滑りやすい急な斜面となっています。この日も前日からの降雨で地面がぬかるんでいましたが、通まちづくり協議会をはじめとする地域住民の手で整備を実施。斜面をスコップで削った後、木材とコンクリートブロックを設置して、手作りの階段49段が完成しました。

 またこの日は、市観光課によって墓碑のそばに説明看板が、市道からの入口に案内看板が設置されました。説明看板には、2つの墓碑が建立されるまでの経緯が日本語と英語で紹介されています。

 アクセス道の整備を終えて、通まちづくり協議会の新谷勇会長は「日露首脳会談に向けて、これでまた一歩進んだかなという気持ちです。現在は、毎日のように墓碑を訪れる人が見られますが、こうして周辺環境を整備することで、より多くの人にこの地の歴史を知ってもらえるようになればいいですね」と話しました。