ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 長門の話題 > 世界の平和は通地区から

本文

世界の平和は通地区から

ページID:0016711 更新日:2016年11月7日更新 印刷ページ表示
お面をかぶった外国人役の人に通地区の良さを伝える実習

お面をかぶった外国人役の人に通地区の良さを伝える実習
萩市三島に流れ着いたロシア人の話を題材に平和を願う心を学ぶ
日露兵士の墓碑を長年管理されている君川歌子さんのお話
通地区の人々が受け継いできたやさしい心について話し合う
授業を通じて感じた心を発表し合った

 11月7日(月曜日)、通小学校で平和学習の授業が行われ、児童25人のほか、保護者や地域住民も参加しました。

 これは通小学校の校区内に日露兵士の墓碑が建立されていることから、全校道徳の時間を利用して「世界の平和は通地区から」と題し、平和を願う心を受け継いでいくことを目的に開催されました。

 授業の始めに通小学校の富田紀子校長が「12月にロシアの大統領がいらっしゃいます。通地区にはロシア兵の墓があり、たくさんの人が観に行っています。通の人がどういう心でお墓を大切にしてきたか勉強しましょう」とあいさつ。続いて、日露戦争の最中、萩市見島に生きたまま流れ着いたロシア人の話を題材に、見島の人がとった行動や接したロシア人の心を読み解くグループワークが行われました。

 また、日露兵士の墓碑を長年管理されている君川歌子さんのお話があり、「祖父は流れ着いた遺体を拾い上げ、埋葬した。みなさんもやさしい気持ちで、いじめをしないでお互いに思いやる心を持ってほしい」と述べました。児童たちは君川さんのお話を聞いた後、通地区の人々に受け継がれた心について話し合いました。

 最後に富田校長から「通地区の人々は世界に誇れるほどやさしくて温かい心を持っています。みなさんもこれから通地区の心を受け継いでいってほしい。通の人々の心を世界に広めましょう」とあいさつし、授業を締めくくりました。

 参加した児童は「昔から通地区の人はやさしい心を持っていたことがわかりました。これからも受け継いでいきたい」と感想を話していました。