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10月17日(月曜日)、1963年に建設された長門市役所本庁舎の建て替えに向けた「長門市庁舎建設基本設計」が完成し、大西市長が概要説明を行いました。
現在の長門市役所本庁南側駐車場に建設が予定されている新庁舎は、木造とRC造によるハイブリッド構造の5階建てで、同構造では国内最大クラスとなる延べ面積7,000平方メートルの規模で建設が予定されています。すべての階に耐火木構造部材が使用され、中でも1階の柱梁を2時間耐火とした造りは全国初の取り組みとなります。
5階建ての庁舎に加え、1階には市民広場と一体利用ができるエントランス棟の整備も予定され、すべての構造材や内装材に長門市産の木材が利用されます。必要な原木量は約2,800立方メートルで、木造建築物の普及啓発を図る国土交通省の「サステナブル建築物先導事業(木造先導型)」に採択されたことから、総事業費47億5,000万円のうち5億8,000万円は同事業の補助金が充てられる予定です。
今後、新庁舎は平成29年度に着工、平成32年度に完成が予定されています。この日の説明の中で、大西市長は「市民の皆さんにとって見やすく、分かりやすく、そしてプライバシーに配慮した、親しんでもらえる庁舎になれば」と話しました。