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長門ジビエの食肉処理販売を行う「俵山猪鹿工房 想(たわらやまいのしかこうぼう そう)」のお披露目式が6月25日(土曜日)、工房のある俵山大羽山の増野建治代表宅で行われ、関係者ら約50人が出席しました。
主催者あいさつでは、増野代表が「本格的な販売にあたってはきちんとした処理加工施設が必要なことから施設を作った。この工房の名前である「想(おもい)」という字には、ふるさとを想う、猪鹿の命を想う、地域の発展を想うという3つの意味を込めた。まだまだスタートしたばかりだが、地域の発展のために頑張りたい」と述べました。
また、来賓として出席した大西市長が「こうした施設ができたことは、市が進める施策とも合致するものです。市内消費のみならず、高値取引される仕組みづくりを目指し、ながと物産合同会社も一緒に取り組み、今日の参加者の皆さんがそれを支えていくことを確認したい」とあいさつしました。
工房は、獲ってきたイノシシとシカを解体する解体室と肉の整形と包装等を行う処理室に分かれ、施設見学では増野代表が機器類の説明を行いました。その後行われたジビエ料理の試食会では、地元の女性が調理したジビエ料理20品が並び、出席者らは料理を手にそれぞれの「想い」を語っていました。
日ごろは農作物に被害をあたえるイノシシやシカも、こうした活動を通じて食肉として有効活用され、長門の特産品になることが期待されています。
なお、この日提供された料理は、次のとおりです。
(イノシシ肉の部)
(シカ肉の部)
(イノシシ肉&シカ肉の部)