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山口県では「やまぐちオリジナルユリ」の品種育成と生産振興に取り組んでおり、長門市三隅地区では4種類の球根生産を行っています。6月6日(月曜日)、ユリの開花時期を迎えたことから、三隅保育園の園児47人が三隅中村のほ場で花摘み体験を行いました。
「やまぐちオリジナルユリ」は山口県がスカシユリとヒメユリをかけあわせて開発した県オリジナルの品種で花が小さく香りがないことが特徴です。山口県内では下関市、美祢市、長門市の3ヵ所で球根が栽培されており、長門市では三隅地区の種池和久さんが約2aのほ場で栽培に取り組まれています。「やまぐちオリジナルユリ」の花は直径が10cm程度と小さく、ミニブーケやテーブルアレンジなどに適しており、プチシリーズとして現在11品種が栽培されています。
花摘み体験では生産者の種池さんが花の摘み取り方法を園児に指導、園児らははさみを使って上手に花を摘んでいました。山口県では「やまぐちオリジナルユリ」の生産拡大、安定供給に取り組んでおり、山口県長門農林事務所の安良田さんは「多くの県民に提供していきたい」と意気込みを語りました。