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女子1500m走の日本記録保持者で、オリンピック出場経験者の小林祐梨子さんの講演会・ランニング教室「かけっこからオリンピックへ」が5月29日(日曜日)、ラポールゆやと油谷小学校を会場に開催されました。
このイベントは、長門市地域おこし協力隊向津具地区担当である大迫隊員と小林さんが、同学年であり、また同じ高校の陸上部に所属していたことから実現したもので、「NPO法人むかつく」を含めて構成された実行委員会が主催しました。
午前中、ラポールゆやで行われた講演会は「夢・目標・人とのつながり」がテーマ。小林さんは、運動神経を高める「コーディネーショントレーニング」、たくさん食べることやルーティンの大切さなどの話題に始まり、小学校の卒業アルバムに書いた「8年後にオリンピック出場」の夢を、たくさんの人との出会いの中で追い続け、叶えるまでの体験談を語りました。
講演の最後には、明確な目標を持ったうえで、周りの人に思いを伝え巻き込んでいくこと、練習や仕事などにおいて「8割」を心がけ、余裕を生み周囲のアドバイスを受け入れられるようになることで、より目標に近づくと話し、大事なのは「人との出会い」と「8割練習法」だと参加者へ呼びかけました。
午後は油谷小学校屋内運動場でランニング教室が行われ、市内の小学校から約120人が参加しました。ウォーミングアップでは、走る姿勢やバランス、腕振りなどを学んだ後、ウォーキングや軽いランニングを行いました。その後、小林さんから速く走るためには「ピッチ(足の回転)を速くする」「ストライド(歩幅)を広くする」ことが必要だと話があり、それぞれを伸ばすために、参加者はももあげや大股で歩くなどのトレーニングを楽しみました。
最後は8チームに分かれてリレーが行われ、約2時間のランニング教室を終えた児童は「こばちゃん(=小林さんの愛称)と一緒に走ることを学べて、とっても楽しかった。わたしもオリンピックに出てみたいと思った」と感想を話しました。