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5月15日(日曜日)、日韓8県市道による共同交流事業の一環として行う「日韓海峡海岸漂着ごみ一斉清掃」が長門市油谷の大浦海岸で開催され、市民や漁協関係者、県内大学生、留学生などボランティア約850人が参加しました。
開会式では弘中勝久山口県副知事が「山口県の美しい自然、漁場を守るためにも美しい海を守りたい」とあいさつ。続いて大西倉雄長門市長も「大浦海岸はアワビ、サザエの好漁場で市の水産振興にも多大な貢献をしていただいている。安心安全な食べ物を提供していくためにもきれいな海を守っていきたい」と述べました。また、今回で3回目の参加となる安倍昭恵内閣総理大臣夫人が「日本は海に囲まれた島国で、私たちは海の恵みで生かされている。海は貴重な財産であり、我々の生活が海に影響を与えていることも考えてほしい」と述べました。
開会式の後、参加者は大浦海岸に移動し、海岸に漂着したペットボトルや漁網、発泡スチロールなどのごみを拾い、燃えるゴミと燃えないゴミに分別してリレー方式で集積ポイントまで運びました。この日回収したごみはごみ3.97トン(可燃3.64トン、不燃0.33トン)でした。また、大浦漁港ではご当地ごはん屋台村やおさかなタッチングプールなどのイベントが行われたほか、ヒラメの稚魚放流やもちまき、大抽選会も行われ多くの人で賑わっていました。
「日韓海峡海岸漂着ごみ一斉清掃」は日韓8県市道(山口県、福岡県、佐賀県、長崎県および釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済洲特別自治道)の取り組みとして、この日を皮切りに7月まで行われます。