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俵山温泉観光協議会と俵山温泉合名会社が事業主体となり整備を進めてきた俵山温泉まちづくり交流施設(通称:俵山湯治テラス)の竣工式が5月11日(水曜日)、俵山温泉にある温泉閣で行われ、関係者ら約30名が出席しました。
俵山温泉まちづくり交流施設は俵山温泉への来訪者と地域のニーズに応えた「食」と「憩い」の交流拠点づくりを目的として、国や市の助成を受けて事業主体が整備をしてきました。完成した施設は木造平屋建てで建築面積125.12平方メートル、総工費3,240万円となっており、長州黒かしわや長州ながと和牛、俵山ジビエ料理など地元の食材を使った地産地消レストランとして利用されます。
竣工式では関係者が焼香を行った後、磯部則行副市長が「成長戦略行動計画において俵山地区は重点戦略に位置づけており、官民が連携して基盤整備を行った。交流人口の増加による地域活性化につながり、新たな風を起こしてくれると期待しています」と祝辞を述べました。また、施主である俵山温泉合名会社の鷲頭一樹理事長は「関係者にお礼を述べたい。竣工がゴールではなく、今からどう活かすかが課題。テナントと考えをすりあわせ、まちの活性化につなげていきたい」と意気込みを述べました。
俵山温泉まちづくり交流施設は5月30日(月曜日)にオープン予定で、温泉街での滞在時間を延ばし、周遊の流れをつくる起爆剤として期待されているほか、素泊まり客など泊食分離の傾向が進む観光客への対策としても期待されています。