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緊急消防援助隊として熊本地震の被災地へ派遣されていた長門市消防隊員が帰還し、4月22日(金曜日)、市役所で市長への活動報告が行われました。
報告会では大西市長から「現地で悲惨な状況に遭われた方のため、長門市消防の誇りと自覚を持って行動されたと思う。現地での活動内容を消防本部で共有し、次に活かしてほしい」と労いの言葉がかけられました。その後、現地での活動内容や被災地の状況など、参加した隊員から市長へ報告が行われました。
長門市消防本部では、国からの要請により県内12消防本部(局)で構成する「緊急消防援助隊山口県隊」の一員として、4月16日(土曜日)から被災地へ2回にわたり職員を派遣し、現地で住民の救助活動や救急活動を行いました。派遣された職員は4月16日(土曜日)から19日(火曜日)までの1次隊として10名、4月19日(火曜日)から21日(木曜日)までの2次隊として10名の延べ20名で、1次隊は16日(土曜日)に長門市を出発した後、下関市の壇ノ浦パーキングエリアで県内の隊と合流し、熊本県阿蘇市で野営を開始、17日(日曜日)より南阿蘇村河陽地区の行方不明者の捜索や救急活動を行ったとのことです。
1次隊の消火隊として活動を行った村田和巳隊長は、「日頃の訓練の成果を活かして現場活動をしようと考えながら、被災地へ向かった。南阿蘇村に近づくにつれ、建物の亀裂などが激しくなっていき、被災地の住民の話を聞くと本震は凄い揺れだったとのこと。今回の活動の良かった点、悪かった点を全職員で共有して、今後の災害に備えたい」と感想を話していました。