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3月26日(土曜日)、教育委員会別館で、長門市子ども会育成連絡協議会表彰式が行われました。
今年度は環境美化表彰として、長門湯本駅周辺の清掃活動や通学路の草刈りなどの取組を続けている「門前子ども会」が表彰されました。あわせて、この日は山口県子ども会連合会の文化財愛護・伝承活動補助金の交付も行われ、「鯨唄」に取り組む通地区子ども会と、「揚灯(ようとう)」に取り組む下郷子ども会にそれぞれ補助金が手渡されました。
鯨唄は、古式捕鯨で栄えた通地区に伝わる労働歌・祝い唄で、市の無形民俗文化財に指定されているものです。同地区の子ども会では、昭和63年から通鯨唄保存会の指導のもと伝承活動に取り組んでいます。揚灯は、竹とわらで作られた高さ約4~5メートルのじょうごに向かい、わらの束に火をつけたものを投げ入れる「火喧嘩(ひげんか)」を行う伝統行事です。下郷子ども会では、昭和51年から毎年8月の夜に活動を続けています。
表彰・補助金交付に当たり、長門市子ども会育成連絡協議会の村田勇吉会長は、「これから先、中学生、大人になっても、子ども会の活動を支えて引き継いでいってください」と話し、最後に門前子ども会の代表として、向陽小学校6年の西山清春さんがお礼の言葉を述べました。