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これまでさまざまなイベントを企画してきたみすゞ燦参SUN実行委員会では、平成27年9月に仙崎地区の地域資源、観光資源の有効活用と課題抽出のため、山口大学学生と長門商工会議所青年部を中心として調査を行ってきましたが、引き続き調査や課題解決への取組のため、大学のサテライト的機能を持つ「山口大学 まちなか未来研究所」を開設し、その開所式が3月26日(土曜日)に行われました。
この研究所は、山口大学の学生や教員関係者の調査・研究の拠点としてだけではなく、観光客が立ち寄れるスペースとして設置され、仙崎のみすゞ通りで閉店した店舗を改装したものです。
開所式ではみすゞ燦参SUN実行委員会の小林和弘委員長が「今年は街並整備について山口大学の学生さんと一緒になって調査・研究してきました。今後は、この研究所を活用しながら、観光客が仙崎を拠点に市内各地を巡ることができるように調査や研究を進めていきたいと考えています」と話しました。また、山口大学の岡正朗学長は、「これまでフィールドワークの中で地域資源の提供を受けてきました。これに対して、大学としては知の還元をすることが大切だと考えています。このたびの開所が調査研究の拠点として活用され、地域の活性化につながることを期待しています」とあいさつしました。
大西市長は、「市では仙崎グランドデザイン基本計画において仙崎を交通と交流の拠点として整備していくことにしており、研究所の開設により交流が活発となることで仙崎がにぎやかになり、長門市全体が元気になることを期待しています」と述べました。
研究所は金子みすゞ記念館の北側約80mの場所にあります。館内には長門観光フォトコンテストの作品や仙崎地区の観光マップなどが掲示されており、観光客も楽しめる施設となっています。