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10月27日(火曜日)、宮城県南三陸町の佐藤仁町長が市長応接室を訪問し、長門市のこれまでの復興支援に対して感謝状を贈呈しました。
南三陸町は、平成23年(2011年)の東日本大震災により、町民831人が犠牲(行方不明を含む)となり、町内の工場や住宅など7割の建物が損壊するなど大きな被害を受けました。
平成24年度から長門市と南三陸町の中学生による防災教育相互交流事業が始まり、平成29年度からは南三陸町の農業行政にかかる復興事務に従事するため、長門市職員を南三陸町に派遣しています。また、平成29年12月には災害時相互応援協定を締結するなど関わりを深めています。
佐藤町長は江原市長に対し感謝状を贈呈すると「東日本大震災により多くの被害を受けましたが、10年近くが経過し、ようやく再建完了に向けてのめどが立ってきました。当時の様子を考えれば再建は夢のように感じます。そのなかで、町役場職員が36人犠牲となり、復興への人手不足となっているところへ即戦力となる職員を派遣していただき、たいへん感謝しています。マンパワーが復興への大きな力となりました。長門市とはこれからもずっと関係を構築していきたいと思います。」とお礼を述べました。
これに対し、江原市長は、「震災により、南三陸町の住民、職員はたいへんな思いをされてここまで来られたことに敬意を表します。平成24年度からの防災教育による交流や職員の派遣など復興にお役に立てたことをうれしく思います。これからも南三陸町との関係を深めていきたい。」と応えました。
南三陸町には最大で111人の職員が派遣され、現在も40人超の職員が復興事務にあたっています。この応援に対して、全国の自治体や自衛隊など220か所に感謝状を贈呈する予定とのことです。