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観光まちづくりが進む長門湯本温泉で10月4日(金曜日)、プレス発表会が開催され、多くの報道陣が取材に訪れました。
長門湯本温泉の大寧寺で開かれたプレス発表会には県内外から新聞・テレビなどメディア関係者約40人が出席。長門市の大西倉雄市長から公共施設の供用開始時期について、長門湯守株式会社の大谷和弘代表から外湯施設「恩湯」の開業について、星野リゾートの星野佳路代表から「界 長門」の開業日および詳細について、発表がありました。
外湯施設「恩湯」は来年3月の開業を予定されており、岩盤湧出の特長を活かした浴槽や深さ1メートルの伝統的な深風呂などが設計されています。また飲食施設である「恩湯食」も同じく来年3月開業予定で、長門市名産の鶏肉と豆腐を軸に地元食材を使った料理が提供されます。
星野リゾート「界 長門」は界ブランドとしては全国で16施設目となり、山口県に古くから続く「御茶屋屋敷」をテーマとし、武家文化を活かした客室は、寝台が一段高く、格子状の囲いをするなど藩主が泊まるイメージとして造られました。徳地和紙のベッドボードや萩焼深川窯の若手作家による作品など山口県内の文化が感じられる仕立てとなっています。また、開業日は3月12日と発表されました。
大寧寺でのプレス発表会の後は現地見学会が開催され、詰めかけた報道陣らは恩湯の建設現場や星野リゾート「界 長門」の客室、リノベーションが進んでいる物件の進捗状況などを取材しました。
会見に臨んだ星野佳路代表は「長門市のリーダーシップや地域に住む次世代の後継者、外部専門家などのノウハウを許容する環境などが、面的再生がうまく進んでいる要因と思う」と分析、「界 長門もそぞろ歩きの中でしっかり貢献できるような施設としたい」と述べました。