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9月29日(日曜日)、香月泰男美術館で企画展「香月泰男 風景へのまなざしーニューヨーク・ギリシャ編ー」が始まりました。
1966年、香月泰男はニューヨーク・ジャパン・ソサエティの招待を受けてアメリカへ渡り、美術館、博物館、動物園、セントラルパークといった観光地、太陽の移ろいとともに変わりゆく空と摩天楼の街並みなど、都会の喧騒の中にある日常を描いています。
また、ギリシャは香月泰男にとってあこがれの地であり、1972年に念願のアテネに降り立った香月は、およそ1か月の滞在中に随所を巡り、景色、文化、食などを独自の感性で吸収しました。
会場には1966年のニューヨーク、1972年のギリシャのスケッチを中心に60点が展示されています。
企画した丸尾学芸員は「ニューヨークはグレートーン、ギリシャはブルーという色使いの違いを楽しんで見てもらえれば」と来館を呼びかけています。
この企画展は来年の1月13日(月曜日)まで開催されます。