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6月26日(水曜日)、鯨肉を使った加工商品のお披露目会が長門市役所で行われました。
これは7月1日に日本がIWCを脱退し、商業捕鯨を再開することから、日本古来の鯨食文化を復活させ、鯨肉を普及させることを目的に、フジミツ株式会社が商品開発を行ったものです。お披露目会には長門市の大西市長をはじめ、捕鯨とくじら食文化を守る長門市議会議員連盟や長門大津くじら食文化を継承する会など約10人が出席しました。
このたび開発された商品は「鯨竜田揚げ」と「鯨メンチカツ」の2種類で、どちらもイワシクジラやミンククジラの鯨肉を使用して、柔らかく食べやすい工夫がしてあります。試食をした出席者らは「柔らかくて食べやすい」と感想を話していました。
商品を開発したフジミツ株式会社の藤田雅史社長は「商業捕鯨が再開されると聞いて、日本の伝統文化を加工品として販売していきたいと思い、商品の開発を行った。かまぼこ製造で培ったすり身をつぶし、食べやすくする技術を生かし、美味しくて食べやすい商品ができたと思う。鯨肉は栄養価も高く、美味しい食材だということを子どもたちにも感じてほしい」と開発のエピソードを語りました。
出席した大西市長は「「7月1日から商業捕鯨が再開し、下関市からも捕鯨船が出航するということで、タイムリーな商品発表となった。長門市発の鯨肉加工品が全国に普及し、知名度も上がれば」と述べました。
「鯨竜田揚げ」は300円(税抜き)、「鯨メンチカツ」は200円(税抜き)で7月1日から販売が予定されています。