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5月28日(火曜日)、山陰道の早期着手、早期実現を目指し官民一体となって取り組んでいく「山口県山陰自動車道長門・下関建設促進期成同盟会」の総会がルネッサながとで開催され、両市の関係者ら約30人が出席しました。
総会では期成同盟会会長の大西市長が「山陰自動車道の早期実現に向けては着実に進んでおり、長門・俵山道路は9月のラグビーW杯前には完成予定と聞いている。また、俵山・豊田道路には28億円の予算がつき、詳細設計や用地買収推進などの事業が着手されます山陰道三隅~長門間も段階評価を経ており、働きかけを強めていきたい。なるべく早く中国自動車道と結ぶことが大事となっています。長門市の観光客数は過去最高の253万人を突破し、道路の完成が両市に好影響を与えることは間違いないので、取り組みについて皆さんの力添えをお願いしたい」とあいさつ。
また、副会長の前田下関市長は、「交流、経済、命をつなぐ道路として、早く取り組まなければならない。北浦地域には素晴らしい観光資源があり、皆さんの理解を得ながら新たなステージに向け、努力していきたい」と述べました。
議事では平成30年度事業の経過報告や令和元年度事業計画案、予算案の審議が行われ、承認されました。総会後には国土交通省中国地方整備局山口河川国道事務所の高井嘉親所長が「山陰道の整備状況について」と題し、現在の進捗状況について説明を行いました。
長門・俵山道路は、俵山小原から深川湯本に至る延長5.5kmの道路として、平成20年に事業着手し、平成24年度に用地買収着手、平成26年度から工事着手しており、今年度に供用開始されます。また、俵山・豊田道路は下関市豊田八道から長門市俵山小原に至る延長13.9kmの道路として、平成28年度に事業着手し、平成30年度は詳細設計、用地買収着手、今年度は詳細設計および用地買収推進、工事着手予定となっています。
山陰道の三隅~長門間は現在、計画段階評価に着手し、地域と道路の現状と課題、政策目標を整理し、第1回意見聴取を実施した段階で、今後、中国地方小委員会での検討や第2回目となる意見聴取などが行われる予定です。