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第25回全国棚田(千枚田)サミットの開幕まで150日前となった5月20日(月曜日)、長門市油谷東後畑の棚田でハーブの入植作業が行われました。
これは、耕作放棄地となっていた農地を復田し、ハーブを入植することで、棚田サミットの見学コースとなっている棚田の景観保全とともに、ハーブによる6次産業化や有害鳥獣対策など棚田の新たな活用方法を模索することを目的としています。この日は地元住民や山口県立大学の学生ら約50人がボランティアで参加しました。
はじめに、長門市の大西市長が「耕作放棄地の再生に地元で取り組んできた。棚田サミットに向けて花を植え、見学者のみなさんに棚田の美しさを見せたい。また、ハーブを入植することで、アルコールのジンの材料にして起業につなげていくことやハーブを有害鳥獣対策に活用するなど、棚田を後世に引き継ぐ新たな取り組みを行っている。これまでとは違う未来に向けて発信する棚田サミットになると確信しています」とあいさつ。
その後、参加者はそれぞれスコップを片手にハーブの入植作業に入りました。この日はセイジやチコリ、チャイブなど20種類以上のハーブが用意され、参加者は荒れた農地を掘り起こしながら、約1,000株のハーブを入植しました。今後、この農地には約4,000株のハーブが入植される予定です。
第25回全国棚田(千枚田)サミットは、10月12日(土曜日)~14日(月曜日)の日程で、長門市で開催されます。