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5月19日(日曜日)、日韓8県市道による共同交流事業の一環として行う「日韓海峡海岸漂着ごみ一斉清掃」が長門市日置の二位ノ浜海水浴場で開催され、市民や漁協関係者、日置中学校生徒、県内大学生、留学生などボランティア約550人が参加しました。
開会式では村岡嗣政山口県知事が「日置まちづくり協議会や日置中学校など地元を中心に海を守る取り組みをされており、日韓海峡漂着ごみ清掃も今回で10回目となるが、これからもしっかりやっていきたい」とあいさつ。続いて大西倉雄長門市長も「県内各地から参加していただき感謝します。二位ノ浜は水質調査で昨年もAAの最高評価を受け、地元の皆さんの手によって貴重な水質が維持されています。カラフルなごみが散見されますが、国内外から漂着するごみを確認し、環境意識を持ってほしい」と述べました。
開会式の後、参加者は海岸に漂着したペットボトルや漁網、発泡スチロールなどのごみを拾い、燃えるゴミと燃えないゴミに分別して集積ポイントまで運びました。この日回収したごみはごみ3.72トン(可燃3.52トン、不燃0.20トン)でした。参加者は「毎年、この海に来るけど年々漂着ごみが増えているように思う。みんなで作業をすることで海岸がきれいになり、環境保全につながると思います」と感想を話していました。
「日韓海峡海岸漂着ごみ一斉清掃」は日韓8県市道(山口県、福岡県、佐賀県、長崎県および釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済洲特別自治道)の取り組みとして、この日を皮切りに7月まで行われます。