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3月3日(日曜日)、金子みすゞ記念館で企画展「甦った童謡同人誌展~見えぬけれどもあるんだよ~」が始まりました。
この企画展は、大正時代、愛知県岡崎市で童謡同人誌を主宰した大竹一三氏の収集した同人誌群および原稿、日記帳などの関連資料を展示。大正から昭和初期の童謡隆盛期の同人誌文化を紹介しながら、当時互いに切磋琢磨した若き童謡詩人たちについても解説されています。館内には同人誌49種56冊、原稿など10点、他関連資料が展示されています。
当時の資料の中には、いくつか金子みすゞの名を見ることができ、金子みすゞが参加した同人誌で現在確認できるのは「曼珠沙華」のみですが、新人作家の中でも注目されていたことがうかがえます。
金子みすゞ記念館の矢崎節夫館長は「今回、大竹一三コレクションとして金子みすゞ記念館で大切に保管することになり、大変貴重な同人誌群をご覧いただく機会ができました。みすゞさんの甦りによって、新たに甦った若き童謡詩人たちの情熱をお楽しみください」と来場を呼び掛けています。
この企画展は、5月30日(木曜日)まで同館の企画展示室で開催されます。