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2月7日(木曜日)、市内すべての保育園・幼稚園を対象として、長門大津くじら食文化を継承する会から約40kgのイワシクジラの鯨肉が提供され、竜田揚げとして園児・職員に振る舞われました。
同会では平成19年度から、伝統的な食文化に親しみを持ってもらおうと提供を続けており、当初は各地区3年に一度だったものの、平成25年度からは市内すべての保育園・幼稚園に一斉に提供を行っています。
この日は、今年度で閉園となる東深川保育園でセレモニーが行われ、同会の上田俊成会長は「鯨肉は栄養価が高く、食べると元気で大きくなれます。給食の時間にしっかり鯨肉を食べて元気になりましょう」とあいさつ。続いて大西市長が「節分の日には大きなものを食べる習慣があり、この地域では鯨肉を食べています。今日は家に帰って家族に鯨肉食べたよと伝えてください」と述べました。
その後、くじら資料館の早川義勝館長が、本物のひげや歯を見せながら鯨の種類や大きさを紹介。本物のひげや歯を実際に見た園児は、「固い」「大きい」などと驚き、さわったり持ち上げたりしていました。給食時間になると、園児・職員など約50人は、上田会長や大西市長と一緒に机を囲み、甘辛く味付けされた鯨の竜田揚げを味わいました。