本文
JR西日本と長門市が、トラフグの陸上養殖の推進を通じた産業振興による地域活性化を目指し、連携して取り組んできた山口長門産 長州極純淡麗「大吟雅とらふく」の首都圏向けの出荷が始まることから、2月4日(月曜日)、三隅野波瀬の安藤建設株式会社養殖場で初出荷式が行われました。
初出荷式ではJR西日本長門鉄道部長の保見孝好さんが「首都圏への出荷は長門市のPRを行う最大のチャンス。連携した取り組みにより、長門市の地域を盛り上げていきたい」とあいさつ。トラフグの陸上養殖を行っている安藤建設株式会社の安藤繁之代表取締役社長は「日本海の美しい海で、私たちが一生懸命育てたトラフグをぜひ味わってほしい」と述べました。その後、テープカットで初出荷を祝い、トラフグを乗せたトラックの出発を出席者全員で見送りました
この日出荷されたのは陸上養殖で1年半かけて育てられたトラフグ1,000尾で、関西で身欠き加工されたのち、首都圏や関西方面に出荷され、首都圏では日本橋三越本店などで2月9日から販売が開始される予定です。
JR西日本グループでは、西日本の新たな地域産品の開発に取り組み、新たな産業を振興して雇用を創出することにより、地域活性化に貢献することを目指しており、昨年12月に陸養殖の生産管理方法の高度化・標準化を図った認証ブランド「PROFISHプレミアムオーガニックフィッシュ」を定めています。
山口長門産 長州極純淡麗「大吟雅とらふく」は、ミネラル豊富で清潔な海水を使って養殖することで、トラフグ本来の淡白な味の中に、雑味が少ないクリアで上質な味が感じられるのが特長で、養殖事業を行う安藤社長は「きれいな海で丹精込めて作ったトラフグ。水産業の盛んな長門市から全国へ発信していきたい」と抱負を述べていました。