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地球半周分の遠洋航海へ~実習船「海友丸」が出航~

ページID:0025410 更新日:2019年1月22日更新 印刷ページ表示
全行程約20,000km、55日間の遠洋航海に旅立つ

全行程約20,000km、55日間の遠洋航海に旅立つ
実習生たちは、マグロはえ縄操業や魚市場見学、えひめ丸の慰霊碑訪問などを行う
実習生を代表して決意表明をした藤本海音さん
出港した海友丸。実習生たちは「せーの!行ってきます!」と声を合わせて船上から挨拶
名残惜しそうに見送る保護者や先生、生徒たち

 1月22日(火曜日)、地球半周分の遠洋航海へ旅立つ「海友丸」の出航式が、山口県立大津緑洋高校水産校舎で行われました。

 今回の55日間の遠洋航海を行う海友丸は、山口県大津緑洋高校海洋技術科の生徒24名をはじめ、福岡県立水産高校生徒や指導教官、船舶職員ら合わせて70名が乗船します。実習生たちは、2月4日(月曜日)からハワイ沖でマグロはえ縄操業を実施。同月23日(火曜日)にホノルル入港後は、山口県人会との交流やえひめ丸の慰霊碑訪問などを行い、焼津港で水揚げ作業を行った後、3月17日(日曜日)、仙崎港に帰港する予定となっています。

 山口県立大津緑洋高校の原田治幸校長は、「全行程20,000kmにも及ぶ実践的な航海実習が始まります。本日から遠洋航海に出航する全員が、長門市、山口県、そして日本の水産業の期待の星です。生徒たちが将来の夢に向かって努力を重ね、安全で実り多い航海にあることを心から祈っています」と激励しました。

 また実習生を代表して海洋技術科の藤本海音さんは、「授業で学んだことを実践できる良い機会です。専門的な知識や技術を習得し、国際理解を深めるとともに、船舶職員としての資質や人格の醸成に資するという実習の目的を達成できるよう努力します。私たちはどんな困難も協力して乗り越え、24名の絆を深め、一回りも二回りも成長し、元気で帰港することを誓います」と誓いの言葉を述べました。

 式典終了後、実習生たちは、仙崎港に停泊する海友丸に乗船すると、見送る保護者や生徒、先生に向けてカラーテープを棚引かせながら出発。少し船が進んだところで声合わせ「せーの!行ってきます!」と力強く挨拶しました。