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1月5日(土曜日)未明、仙崎地方卸売市場で初競り式が行われました。
初競り式では、初めに山口県漁業協同組合長門統括支店の藤田昭夫運営委員長が、「漁業を取り巻く環境は全国的に厳しく、長門においても生産者の減少や高齢化が進み、販売水揚げ高も減少しています。その中でも生産者たちは、懸命に頑張っています。昨年の後半に広域に渡ってイワシがやってきました。今年はそれにつれて全ての漁が豊漁となることを望んでいます。道の駅センザキッチンも順調に推移していますが、安心・安全で鮮度の良い魚を売り、市場の元気を取り戻し、長門の元気発展に繋げていきたい」とあいさつ。
また来賓で出席した大西市長は、「道の駅センザキッチンも既に85万人超え、着実に地元にお金が落ちていると考えていますが、漁業者の所得向上については道半ばであり、更なる取り組みが必要であると思っている。これから道の駅センザキッチンや長門湯本温泉は、長門の新鮮な食材を求めて賞味するためにお越しになる人が多くいると思いますが、その中でも仙崎の魚はきっと高い評価を受けることは間違いない。また行政としてもアワビやカキの放流を進めており、今から水揚げに繋がっていくものと思っています。水産を取り巻く環境が変わってきていますが、漁業者が一体となって、仙崎市場を盛り上げていただきたい」と述べました。
続いて藤田運営委員長により初競りが行われ、重さ約5kgのマダイが3万円で競り落とされました。その後も競り人の威勢の良い掛け声に応じて、水揚げされた新鮮な魚や貝に次々と値がつけられ、出荷されていきました。