本文
12月27日(木曜日)、「第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会」の一回戦に大津緑洋高校が登場し、新潟県代表の新潟工業高校と対戦しました。
新潟工業高校は15年連続43回目の出場を誇る全国大会の常連校で、大型のフォワード陣を擁するチームです。
試合序盤、大津緑洋高校は相手の大型フォワードに対し低いタックルで対抗し、互角の勝負を続けますが、前半13分に新潟工業高校がラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込んでトライを挙げ、先制します。大津緑洋高校は徐々に押し込まれ、前半19分にも失点。さらにはチームの司令塔である神野晃平選手が負傷退場するなど、アクシデントも重なり、前半を0対19で折り返します。
後半の立ち上がりも連続でトライを許しますが、後半13分、フォワードの梶田侑志選手がゴール前5メートルラックからトライし、反撃ののろしを上げます。しかし、総合力で上回る新潟工業高校の壁を破れず、7対38で敗れました。
試合終了後、スタンドにあいさつに来た選手に対し、応援に駆けつけた保護者や生徒、市民らから温かいねぎらいの言葉と拍手が送られました。
末次主将は「最初、バックスで展開できずにリズムが崩れ、戦術どおりのゲームメイクができなかった。展開するラグビーは全国でもある程度通用することがわかったし、コンタクトの部分ではまだまだ足りないので次の新チームで頑張ってほしい。今日の経験が次に生きると思う」と感想を話しました。
中野泰幸監督は「相手チームのディフェンスがよく、早く大きな展開ができなかった。長門市からたくさん応援に駆けつけてきていただき、吉報を届けたかったが申し訳ない。選手にはよく頑張ったと声をかけたい」と述べました。