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市民協働によるまちづくり推進組織である伊上地区まちづくり協議会の設立総会が、12月25日(火曜日)に開催され、自治会長や関係団体役員ら約30人が参加しました。
市では、長門市みんなで進める市民協働によるまちづくり条例の理念に基づいて、集落機能を再生するためのモデル事業を、地域団体との協働で実施しています。今回この事業を活用し、地域課題の洗い出しとその解決に取り組もうと伊上地区まちづくり協議会が発足しました。
来賓として出席した大西市長は、「伊上地区は、高齢化率が48.6%を超え、若い人1人が高齢者1人を支える状況にあります。それでも伊上スポーツクラブやYYいがみ祭りなど早い段階から地域全体で様々な活動をされておられます。改めて地域全体を網羅され、伊上地区のことを伊上の人たちで考えていこうとする組織ができたことは、大変意義深いものだと考えています。人口600人台であり決して大きなまちづくり協議会ではありませんが、それだけにしっかりとまとまった協議会ができると思います」と挨拶しました。続いて発起人代表で前方自治会長槇田健氏が、設立の経緯や趣意書を説明したのち、議題である規約、役員、行動計画が提案され、挙手多数で承認されました。
会長に選任された廣田隆男氏は、協議会について、「高齢者と子どもが一緒になって昔の賑わいを取り戻すために、各自治会やサロンと協力し、地区住民が集まれる交流の場を作っていきたい。当面は、独居の人向けの脳トレーニングクラスの新規開講や伊上クラブの管理、YYいがみ祭りなどの活動を予定しています」と話しました。