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12月19日(水曜日)、平成30年度糖尿病予防講演会が、長門市地域医療連携支援センターで行われ、市民約110人が講演会に参加しました。
長門市では、平成28年度特定健診の血糖値(HbAlc)に関する有所見者の割合が51.4%と高く、また外来医療費においても、糖尿病の占める割合が高い状況にあります。このため本講演会は、市民が自己の健康状態を理解し、糖尿病の予防や自己管理ができるようになることに目的に、市の主催で開講したものです。
開会にあたり、長門市役所の市民福祉部 川野美智明部長が、「本日は、現代の食生活、食習慣に即して、どのようにしたら上手に工夫して摂取できるのかというお話をされますので、しっかりと聞いていただき、これからの生活に役立ててください」と挨拶。その後、医療法人生山会 斎木病院の管理栄養士森清尚子氏が、「バランスのとれた食事のために~間食・捕食・中食・外食について」と題し、食事に重点をおいて講演されました。
講演では、冒頭で間食が血糖コントロールを乱していることを説明し、ブラックコーヒーやナッツ類が血糖値が上がりにくく体に良いことを紹介。その他にも市販の弁当や総菜品を食べる中食のおかずの選び方や外食では血糖値の上がりにくい順番に食べるようアドバイスがなされました。後半では、食後30分後に週3~5日以上の有酸素運動する運動療法や自分に必要な適正エネルギー量を知る食事療法などが説明され、参加者たちは熱心にメモをとり、講義に耳を傾けていました。