本文
10月27日(土曜日)と28日(日曜日)の2日間、萩市から三隅までの約20kmを歩く「第42回清風キャラバン」が開催されました。
昭和50年に催された第1回から今年で42回目となるこのキャラバンは、江戸時代に活躍した郷土の先賢、村田清風が、幼少時代に三隅の自宅から萩の明倫館まで歩いて通っていた逸話をモチーフとしたイベントです。今回は、主催した長門市三隅青年団の団員や市内小学校から参加した6人の児童により、約20人のキャラバン隊が結成されました。
村田清風記念館で開会式が行われた後、マスコットキャラクター「清風くん」を先頭とするキャラバン隊は萩市の三見駅から山道を進み、国の有形文化財「めがね橋」などを眺めながら、宿泊先となる三隅の宗頭文化センターに到着。長州どりのもも肉と玉ねぎを自分で串に刺し、塩で味付けしたオリジナルの「長門やきとり」を味わいました。レクリエーションは、村田清風が紙・蝋・米・塩の生産を奨励した「四白政策」にちなみ、「四白」を三角コーンの中から探し出すオリジナルゲーム「四白政策しんけいすいじゃく」をはじめ、3つのゲームで盛り上がりました。
2日目は、参加者で作ったのぼりを手に歩き、湯免温泉や三隅川河川公園など三隅の各ポイントをめぐりながら村田清風記念館へ。清風が1秒間に2歩を刻む「速歩」をしていたという話にちなみ、各所で声を出しながら速歩のペースで進んでいきました。そして12時前、記念館前の道路に姿を現したキャラバン隊は、保護者のみなさんの「おかえり」の声や拍手に包まれながら、参加者は20kmの道を無事に完歩しました。