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9月14日(金曜日)、健康寿命の延伸を実現するため、「フレイル予防研修会・生活習慣改善チャレンジ」が長門市保健セン ターで行われました。
長門市では、「生涯“健幸”で元気なまち」を目指し、健康寿命の延伸に取り組んでいます。健康寿命の延伸においては、生活習慣予防が重要とされている中で、仕事や育児などで、自分の健康に取り組みづらい「働き盛りの世代の健康づくり」が重要となります。働き盛りの世代で自分は健康であると過信し、運動不足や生活習慣の乱れた状態が続くと、年齢を重ねるにつれて、筋力や認知機能の低下、社会とのつながりの欠如を起こし体の活力が低下した状態「フレイル」を招きます。多くはこの「フレイル」を経て要介護状態になるとされています。
研修会開会にあたり、来賓の大谷副市長は「長門市は健康に対する意識が、40代〜50代で県内他市に比べ最下位です。職員が先駆けとなって健康寿命の延伸に取り組んでもらいたい」とあいさつしました。また、長門総合病院名誉院長で長門元気応援隊委員長の藤井康宏氏は「心身ともに健康であるためには、仕事を辞めたあとにどのようにして社会参画するのかが大事だと思います」と健康に対する心構えを述べました。
長門総合病院の長門元気応援隊が主催した今回の研修会には、長門市の働き盛りの40歳以上の長門市職員22名が参加。握力測定や立ち上がりテスト、物忘れチェックなどのチェックが行われたほか、フレイル状態を知るフレイル予防アンケートなどが実施されました。また講演「40代・50代からのフレイル予防」では、フレイル予防をするためには、(1)社会とのつながりを持つ(2)口腔機能を保つ(3)タンパク質を朝食に摂る(4)毎食1〜2皿の野菜を摂ることが重要であることが示されたほか、認知症は発症する20年前の生活習慣が影響しているので、1回30分週2回の運動を心掛けることが大切であると講義がされました。
なお、今回研修に参加した職員は、心拍数や歩数などを計測する活動量計で、2か月間の生活習慣改善チャレンジを行う取り組みを実施することとなっています。