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9月9日(日曜日)、東深川にある野外劇場「赤崎神社楽桟敷」周辺を会場に「赤崎まつり」が開催され、奉納神事として式三番叟、楽踊り「虎の子渡し」と「月の前の伶楽」、湯本南条踊りが披露されました。
これらの奉納は、この地で牛馬の疫病が流行した慶長元年(1596年)ごろ、農業の守護神をまつる赤崎神社に祈願し病気が治ったことで、感謝の気持ちを芸能として形にしたのが始まりの歴史ある芸能です。
この日は、はじめにグラウンドに設けられた舞台で、正明市式三番叟保存会による「式三番叟」が行われました。続いて楽桟敷で、開作楽踊保存会の楽踊り「虎の子渡し」、湯本南条踊保存会の「湯本南条踊り」、江良楽踊保存会の楽踊り「月の前の伶楽」が奉納されました。午後からは天候も回復し、華やかな舞を一目見ようと、桟敷には多くの人が訪れました。
前日には、前夜祭として会場周辺に露店が並び、恒例の魚のつかみ取りやもちまきが行われたほか、「赤崎まつり音楽祭2018」と題して、吹奏楽やストリートダンスのパフォーマンスが舞台を彩ったとのことです。