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8月11日(土曜日)・12日(日曜日)の2日間、木片や木の実を使って作る「おもちゃ作り教室」が香月泰男美術館において開催されました。
香月泰男は画家として絵を描く一方で、「おもちゃ」と呼ばれる廃材を利用したオブジェを多く制作しました。この教室は、地元の林業関係者で構成される「遊林クラブ」と県長門農林水産事務所の職員が講師となり、来館した子どもたちに木に親しんでもらおうと、毎年開催されています。
参加者は、台となるリョウブや添えつける桜の木などを手にとると、ホットボンドで接着し作品の基礎を形作りました。その後、ヒノキの実や松ぼっくり、クロモジのチップなどを飾り付け、犬やセミのオブジェのほか、ブランコ・階段などがある森の公園を作っていました。
弟の剛介くんと兄弟で参加した増野佑次郎くんは「一つの木からいろんな作品ができるのが面白いところ。自分なりに表現して作品を作ることができました。来年も参加してみたいと思います」と話しました。講師をつとめる遊林クラブ代表の深田文子さんは「1回で終わりでは無く自身のアイデアで2回3回と別のものを制作できるのが魅力です。木に親しんでもらえたらと思います」と語りました。