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南三陸町の被災経験を共有し、防災について考える

ページID:0023459 更新日:2018年8月7日更新 印刷ページ表示
被災した南三陸町の中学生の経験をふまえ、災害とどう向き合い、対処すべきなのか考える

被災した南三陸町の中学生の経験をふまえ、災害とどう向き合い、対処すべきなのか考える
地域防災について「自分がしたいこと」「自分にできること」「社会が自分に求めていると思うこと」を付箋に書き出す
市防災危機管理課・消防本部がアドバイスを行い、防災に関する実践的な知識を深める
各グループで出し合った意見をまとめ、自分たちが防災にどう向き合うのかを発表する
「中学生が防災の知識を深く有していることに驚きました。また防災の知識を家の人と共有してほしい」と総評

 8月7日(火曜日)、南三陸町と長門市の中学生による防災研修交流(熟議)が、俵山公民館で行われました。

 この防災研修交流は、平成24年度に市内の中学生が南三陸町に派遣されて以来実施されており、南三陸町の中学生が、長門市を訪れ、防災研修交流をするのは2回目となります。この日は、南三陸町立歌津中学校・志津川中学校から10名、市内中学校から15名、市防災危機管理課など防災・教育関係者ら約15名が出席し、防災課題について熟議を行いました。

 参加者は、熟議の手法について説明を受けたあとに、5つのグループに分かれて、ファシリテーターと呼ばれる進行役の指導のもとグループワークを実施。「自分がしたいこと」「自分にできること」「社会が自分に求めていると思うこと」をそれぞれ付箋に書き出しました。熟議の結果、「炊き出し訓練」や「被災地のボランティア活動」、「家具などの固定」、「地域の人との交流し、助けあいの輪を作る」といった数多くの意見が生まれました。その後、出てきた意見を集約・分類し、大判用紙に関係性をまとめました。最後には、各グループ毎に、防災のために「自分たちできそうなこと」「地域の人と取り組んでみたいこと」を全体に発表しました。

 防災研修交流に取り組んで、南三陸町立志津川中学校の佐藤花菜さんは、「長門市との交流で、気がつかない視点での新たな意見が生まれるので、非常に良いことだと思います」と感想を述べました。また南三陸町の引率者である畠山太輔さんは、「県外の他校と防災への取り組みを共有できるのは大変有意義なことだと思います。生徒たちにも防災研修の中で話し合い共有したことを、ぜひ実践して欲しいと思います」と話されました。