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平和祈念展示資料館交流展-私のシベリヤ、それぞれのシベリア-が始まる

ページID:0023218 更新日:2018年7月14日更新 印刷ページ表示
オープニングイベントでは、関係者によるテープカットがなされた。展覧会は10月14日(日曜日)まで行われる

オープニングイベントでは、関係者によるテープカットがなされた。展覧会は10月14日(日曜日)まで行われる
(手前)香月画伯夫人、香月婦美子氏
学芸員によるギャラリートーク。展示品にまつわるエピソードを詳細に知ることができる
25周年オリジナル干し菓子。香月作品がモチーフになっている
(左)金網の中の自画像(1959年頃)、(右)神農(1965年)

  7月14日(土曜日)から、香月泰男美術館にて、展覧会「平和祈念展示資料館交流展−私のシベリヤ、それぞれのシベリア」が開催されています。展覧会初日はオープニングイベントが行われました。

  本展は、香月泰男の従軍・シベリア抑留体験に関する絵画作品や関連資料、平和祈念資料館(東京新宿)所蔵の抑留経験者が持ち帰った品や記憶に留めたスケッチなど105点を展示し、シベリア抑留を様々な視点から立体的に捉えようとする試みがされています。「1940−45年戦争の足音」「1945年8月15日抑留のはじまり」「シベリア抑留」「復員への希望 平和への願い」の4章で構成されており、各章では、時代背景と香月泰男の心境の変化をつぶさに捉える事ができます。

  オープニングイベントでは、大西市長が「香月泰男の代表作シベリア・シリーズは、平和への願いを込めて作られた作品。平成5年オープンして以来、今年で25年になるにあたり平和祈念交流展を開催できるのは大変喜ばしいこと。平和を祈られた香月泰男の集大成を後世に伝えるため、市内外の多くの皆様にぜひ見ていただきたい」と開会宣言をしました。その後、テープカットが行われ、続いて香月泰男美術館と平和祈念展示資料館の両学芸員によるギャラリートークが行われました。来館者たちは、香月作品や展示資料に隠されたエピソードを聞き、過酷な環境に置かれたシベリア抑留者に心を重ねていました。オープニングイベントに出席した香月泰男夫人の香月婦美子氏は「今でも戦争の事を思い出します。当時は、主人が元気で帰ってくることを祈っていました。半分は諦めていて、主人が帰ってきた時は本当に主人かしらと思いました。再会できたときは本当に嬉しかった」と復員当時を振り返りました。

  本展覧会は、平成30年10月14日(日曜日)まで開催。開館時間は午前9時から午後5時まで、休館日は毎週火曜日となっています(ただし、8月14日は特別開館)。期間中のイベントとして、香月泰男美術館の学芸員によるギャラリートークが8月25日(土曜日)、9月25日(土曜日)に午前11時から30分程度行われます。

観覧料 一般500円(400円)、小中高校生200円(150円)、未就学児無料

※カッコ内は20名以上の団体料金

※長門市在住者は、住所のわかるもの(運転免許証など)を受付で提示すると無料で観覧できます。