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3月31日(金曜日)、長門市は市民の健康づくりに関する取組について、健康増進と健康寿命を伸ばすことを目的とした包括的連携に関する協定を、県内の市町としては初めて、全国健康保険協会山口支部と締結しました。
全国健康保険協会は、主に中小企業の従業員や家族が加入する健康保険で、長門市でも約11,000人が加入しており、長門市の国民健康保険加入者と合わせると約21,000人となります。協定を結ぶことで、健康づくりの推進や医療費の適正化、調査分析、各種健診の受信促進など幅広い分野における連携や協力が期待されています。
協定締結にあたって大西市長は、「この協定の締結により、医療費や検診結果などのより精度の高いデータ分析を行うことができ、生活習慣病予防対策や早期治療を勧めることや、特定健診、がん検診の受診率の向上に向けて広報・啓発活動を行うことができるようになり、将来の介護予防につながるものと期待しています」とあいさつしました。
また、全国健康保険協会山口支部の高橋哲彦支部長は、「私たちは医療に関する情報収集や分析、情報提供、保険事業の推進、ジェネリック医薬品の使用促進などの事業を行っています。このたびの締結で今後市民のみなさんの健康づくりの推進や健康的な生活の実現に役立てていただきたい」と述べました。
今後長門市では、協定の締結により、市のがん検診と全国健康保険協会の被扶養者特定検診の同時実施継続や周知、健康づくりイベントの共同実施、学校教育の中での健康教室などの開催、ジェネリック医薬品の促進などに取り組んでいくこととしています。