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「香月泰男の表現-人-」展ギャラリートークを開催

<外部リンク> 印刷用ページを表示する 掲載日:2020年9月26日更新
見どころを解説する丸尾学芸員

見どころを解説する丸尾学芸員
戦前は人物の特徴をとらえながらさまざまな画風を試みていた
1960年代になると背景がシンプルな黄土色になり、うごきがより鮮明に伝わるように
絵画のほかに器械体操やボクシングをする人物のオブジェも展示
県内の修学旅行生の見学も多いとのこと

 9月26日(土曜日)、企画展「香月泰男の表現-人-」展を開催中の香月泰男美術館で、学芸員によるギャラリートークが行われました。

 ギャラリートークには約10名の参加があり、丸尾いと学芸員が本展のキーワードである「肖像」、「かたち」、「うごき」に沿って見どころを解説しました。香月は、初期の人物の描き方にはゴッホや梅原龍三郎の影響を強く受けたことが見られ、戦後から1950年代はかたちが強調された人物を描きました。また、ヨーロッパ旅行をきっかけに黒色についての確信を持ち、1960年代以降は色が単色化し、うごきがより鮮明に伝わってくることなどの説明がありました。

 宇部市から参加した宮本さんは、「風景や静物画は多く見てきたが、これだけ人を描いた絵画をたくさん見られることはめったにない。学芸員の解説のおかげで背景がよくわかった。画家は何かをきっかけに画風が変わっていくことを知ることができた。」と話していました。

 丸尾学芸員は、「年代によって人物の描き方に変化があることがおもしろいところ。黒で描かれた人物の表現は見る人、見る日によっても受けとめ方が違うと思うので、想像力を働かせてそれぞれの感じ方を楽しんでいただければ」と話していました。

 企画展「香月泰男の表現-人-」は12月6日まで開催され、11月15日にもギャラリートークが行われる予定です。