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大寧寺で消防訓練

ページID:0010971 更新日:2016年1月26日更新 印刷ページ表示
約20人が訓練に参加した

約20人が訓練に参加した
消防本部の隊員が負傷者を救出
本堂内のストーブから発火した想定で、119番通報する岩田住職
重要文化財を運び出す
長門市消防本部、消防団深川南分団第2部隊が消火活動を実施
 1月26日(火)、「文化財防火デー」に伴い、国の史跡に指定されている大寧寺で消防訓練が行われました。 文化財防火デーは、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建築物である法隆寺金堂が炎上したことを契機に、昭和30年の同日に制定されたものです。この日の訓練は、関係機関や文化財関係者の連携・協力体制の確立、市民の文化財防火に関する意識向上を目的に実施され、大寧寺、消防本部、消防団などから約20人が参加しました。 訓練は、本堂内のストーブから発火した想定で始まりました。火災を発見した岩田啓靖住職は、119番通報した後、重要文化財を抱えて外へ避難。その後、長門市消防団深川南分団第2部隊、消防本部の順に隊員が到着し、負傷者の救出と河川の水を使用した消火活動を行いました。 訓練を終え、消防本部予防課の大田寛治課長は「文化財の防火に努め、後世に引き継ぐのが私たちの役目です。今は乾燥する時期ですので、火の取り扱いには十分注意してください」と、岩田住職は「明治以降、大寧寺で出火したことはないものの、可能性がないわけではありません。今後も気を引き締めて、次の世代に引き継いでいきたいと思います」と話しました。 消防本部では今後、文化財防火デーに伴う取組として、1月27日(水)に早川家・日置八幡宮・二尊院で、29日(金)に三隅山荘で立ち入り検査を実施する予定です。