三隅地区での地震災害に対し、学校機関や住民、長門市が防災体制の連携を図り、災害発生時における対応能力の向上と意識の啓発を目的とする防災避難訓練が、11月6日(金)3地区に分かれ開催され、三隅地区の小・中学校、保育園、幼稚園、高齢者グループ、市、警察、消防など合わせて約550人が参加しました。 想定では、大雨が続き三隅川が危険水位に達したところに地震が発生、三隅川の堤防決壊や津波の可能性もあることから、長門市役所三隅支所からの避難指示で三隅上、三隅中、三隅下の3地区で同時に避難をするというものです。 このうち三隅中地区では、地震発生と同時に明倫小の児童と三隅中の生徒たちは机の下に隠れて安全を確保し、指示にしたがってグラウンドに一旦集合、一時避難場所としての三隅総合運動公園に移動しました。三隅保育園ではグラウンドに一旦集まり、避難してきた三隅中の生徒に誘導され運動公園に避難しました。 高齢者グループや地域住民も移動し、地震発生から20分後、418人全員が避難場所に集合しました。 避難訓練終了後、長門市消防本部の増山成美警防課長補佐が、「今回は洪水と地震という想定で、厳しい内容でした。特に洪水は、低い地域では堤防が決壊すると浸水被害が予想されます。それぞれの地域や家庭での点検をお願いします。また、災害に対する備えが一番大切で、薬や非常持ち出し品、家族での避難場所の確認を常日頃から行っておいて下さい。今日の訓練をみんなで話し合って、災害を身近に考えて下さい」と講評を行いました。