これまで過去40数年にわたり、国・県・市の俳句大会で多くの大賞を受賞し、長門地区の俳句文芸に献身的に尽力してきた仙崎在住の中谷貞女さんを顕彰する碑がこのたび完成し、9月28日(月)、設置された王子山で除幕式が行われました。 中谷さんは昭和44年に仙崎紫津浦句会の創立に関わり、リーダーとして会員の育成に努めました。また、戦後の引揚港としての仙崎の語り部として活動し、平成25年には社会活動功労者として長門市長表彰も受けています。これらの功績を称えようと、俳句に関わっている有志が句碑設立委員会を立ち上げ、協賛を募り、句碑の設置に至ったものです。 仙崎八坂神社の宮国宮司により神事が行われたあと、中谷さんと江原教育長により、句碑の除幕が行われました。句碑には「山桜 指呼のふるさと 潮に映ゆ」と刻まれており、中谷さんは「王子山は私が小さい頃から、わかめむすびをもって遊びにきていた場所。立派な句碑がみなさんのおかげで立ちました。残された人生、できることを精一杯お返しできるようにしたいです」とお礼のあいさつをしました。 句碑は王子山の階段のそばに設置されています。