地域医療を守ることの大切さを伝え、市民の健康に対する意識高揚を目的とした「長門市健康づくりのつどい」が9月19日(土)、ルネッサながとで開催され、約600人が来場しました。 軽運動室で血圧や骨組織、血管年齢、筋力などの測定が行われ、来場者は自分の体力や体の具合について保健師たちに測定してもらいながら、あらためて健康について、医療について認識を深めました。ロビーでは食育コーナーも設置され、野菜を多く含むゼリーの試食も行われました。 また、長門市地域医療講演会として、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏による「がんと共に生きてみて ~がん検診の大切さ~」と題した講演も行われました。講演に先立ち、大西市長は、「長門市でもがんは死亡原因の1位となっています。自分の健康は自分で守るという意識をしっかり持っていただいた上で今日の講演の話を広めていただき、長門市が健康に長寿となる地域に向かうようにしていただきたいと思います」とあいさつしました。 鳥越氏は、ジャーナリストとして活躍していた中で、自らががんになった体験について、「がんによる自覚症状が現れたときには末期である可能性が高い。年に1回は必ずがん検診をすること、人間ドックだけでなく、しっかり検査してもらうことが大切」と話しました。 会場では多くの市民がうなずきながら講演に聴き入っていました。