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約450年続く鯨回向法要

ページID:0010646 更新日:2015年4月24日更新 印刷ページ表示
手を合わせる参列者

手を合わせる参列者
松村賢正住職が法要を行った
鯨唄の奉納
磯部副市長も手を合わせる
法要のようす
 捕獲した鯨の霊を慰めるため行われている鯨回向が4月24日(金)、通の向岸寺で行われました。  延宝7年(1679年)に向岸寺五世の讃誉上人(さんよしょうにん)が行って以来の伝統行事で、鯨の胎児を埋葬した「鯨墓」や「鯨位牌」、人間と同様に鯨に戒名をつけた「鯨鯢過去帖」とともに、鯨の恩恵に感謝の気持ちを込めて毎年鯨の漁が終わるこの時期に行われています。  参拝した磯部副市長は、「日本全国に鯨を獲っていた文化はありますが、通に残る鯨の墓を作って供養する文化は貴重だと思います。長門のやさしさを代表するものであると思います」とあいさつをしました。  「通鯨唄」が通鯨唄保存会により奉納された後、松村賢正住職らによる法要が行われ、約100人の参列者全員で鯨の霊を慰めました。