長門市の地域協育ネットとコミュニティスクールによる子育てを推進するための「平成26年度第3回地域協育ネット研修会inながと」「学校運営協議会研修会」「長門市開かれた学校づくり研修会」が2月24日(火)、深川小学校で開催され、市内の小・中学校、高等学校、学校評議員、公民館などから合わせて約80人が参加しました。 長門市では中学校区を1つの「みすゞ学園」としてコミュニティスクールに指定し、地域と学校とが協働で子育てに取り組んでいます。今回はその取り組みを進めるために開かれたものです。 冒頭の開会式では、江原教育長が、「今日は子育てにかかわる3つの会議を同時に行います。いろいろな立場の人たちと意見交換を行い、明日のエネルギーになるような会議にしてください」とあいさつしました。 続いて事例発表が行われ、光市の浅江小学校コミュニティスクールのコーディネーター、金子功一氏が、自らの取り組みについて話しました。金子氏は、退職後、子供たちと関わろうと考え、コーディネーターに就任。自らの具体的な役割は、地域・保護者・学校をつなぐこと、学校を支援するグループの調整であると話しました。朝のあいさつ運動に始まり、巡回や地域が行うソフトボールなど体育行事、地域のまつりや海岸清掃など、さまざまなグループの活動に子どもたちを巻き込んだ結果、子供たちのあいさつする表情が変わった、先生が地域行事に関わることで保護者に安心感が生まれた、などの変化がみられたとのことです。 また、深川小の金嶋教頭は、深川小学校の取り組みについて話し、特に公民館が学校と地域(公民館活動)とのコーディネートを行い、さまざまな体験学習が行われていること、地域の人たちがしっかりと子どもたちと触れ合いたいと考えていることを報告しました。 このあと、教育委員会から長門の子どもの体験活動についての実態調査結果の報告や、みすゞ学園ごとに意見交換が行われ、最後に「地域総がかりで子どもを育てる仕組みづくり」と題した講演がありました。講師はnpo法人「スクールアドバイスネットワーク」の生重幸恵理事長で、地域のネットワークの重要性などについて話しました。