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楫取素彦と妻寿企画展

ページID:0010548 更新日:2015年1月30日更新 印刷ページ表示
テープカットで企画展がスタート

テープカットで企画展がスタート
あいさつする大谷実行委員長
浅田小学校の6年生が清風の詩を吟じる
企画展オープンと同時に多くの人が
村田清風記念館の外観
 県内外の交流人口の増加を目的に、今年の大河ドラマにも登場する楫取素彦夫妻にスポットをあてた企画展が1月30日(金)、村田清風記念館でスタートしました。 楫取素彦は、幕末に長州藩主 毛利敬親に側近として仕え、初代群馬県令を務めました。その楫取は、敬親公が亡くなってから群馬県令に就くまでの数年間、長門市三隅の二条窪で妻寿(ひさ)と隠棲しました。 夫妻は、二条窪の人たちとともに汗をかいて開墾や植林を行い、妻寿は御堂で法座を開くなど、地域の人たちと密接なかかわりを持ちました。この企画展は、その夫妻の足跡をたどり、この地域に残したものとは何か、をテーマに開催されるものです。 オープニングセレモニーでは、長門市「楫取素彦と妻・寿展」実行委員会の大谷喜信会長が、「今日1月30日は楫取寿さんの命日です。楫取夫妻は、二条窪で荒地を開墾し、植林を行い御堂で法座を開くなど、多大な足跡を残しました。今回の展示は、実行委員会を昨年9月に立ち上げ、散策マップを作成したり、夫妻が暮らした桜楓山荘の整備、バスツアーの企画などに官民一体となって取り組んできました。どうぞよろしくお願いします」と述べました。 また、大西市長は、「楫取夫妻が三隅に居を構えたのは、村田清風の出身地であったからだと思っています。楫取素彦が群馬県で行った殖産興業の取り組みは、まさに村田清風が藩の財政を立ち直らせたやり方と同じです。3年後に迎える明治維新150年に向けて、全国から来ていただけるよう取組をしていきたいと思います」と話しました。 楫取素彦の子孫である、東京在住の楫取能彦氏からは、「三隅は楫取夫妻がこよなく愛した地。私自身も生まれた三隅の地で、このような企画展が開催されることはこの上ない喜び。成功をお祈りいたします」というメッセージが届きました。 浅田小学校の6年生による村田清風の漢詩の朗吟のあと、テープカットが行われ、企画展がオープンしました。松浪村田清風記念館館長による企画展の紹介も行われ、来館者は楫取夫妻の生涯について思いを馳せていました。この企画展は、平成28年1月11日(月)まで、年中無休で行われます。入館料は一般200円、高校生以下100円、長門市民は無料となっています。