10月19日(日)、長門市地域医療連携支援センターで、第68回長北医学会が開催されました。これは、長門市と萩市の医師会による医学会で、毎年両市の医師会で交互に開催されています。この日は約120人の医療・福祉・保健の関係者が出席しました。 今年は、一般講演として21の事例発表が行われました。このうち昨年7月28日に豪雨が襲った萩市の特別擁護老人ホーム「阿北苑」の発表では、施設内に流れ込んでくる濁流の恐ろしさ、その対応について発表が行われました。参加者は生々しい写真を見ながら、時折うなずき、熱心に聴いていました。 続いて、山口大学大学院の山﨑隆弘教授により、「肝がん診療の現状と展望」という演題の講演が行われ、講演後の質疑では参加者からたくさんの質問が出されました。 講演終了後、学会が行われ、長門市医師会の天野秀雄会長が「行政のわくを超えて、この会を通じて顔の見える連携ができるようになるよう続けていきたい」とあいさつしました。 また、来賓の大西市長は、「地域の健康は、医師会の努力によって守られていると思っています。また、この休日夜間診療所も医師会の協力により1年前にオープンすることができました。これからも地域の健康を守るため、ご協力をお願いします」と述べました。 学会終了後、湯本温泉において懇親会が行われたということです。