7月20日(日)、通小浦埋立地で「第23回通くじら祭り」が開催されました。 この祭りは伝統文化の継承と地区相互の連帯を高め、通地区の活性化を図ろうと毎年開催されている伝統行事です。 はじめに行われた和船競漕には、小学生の部や職域、支部対抗の部などの部門別に23チームが参加しました。力強く船を漕ぐ出場者に会場からは、大きな声援が送られました。 続いて行われた古式捕鯨の実演では、通小学校の1年生5人の「クジラが来たぞー!」という声を合図に赤ふんどし姿の地元有志や一般参加者ら約30人の男衆が4隻の勢子船に乗り込んで沖へ向い、全長13.5mのクジラの模型を湾内に追い込み、当時の捕鯨を再現しました。実演のクライマックスでは、威勢よく鯨に飛び乗ったハザシが仕留め「クジラ獲ったぞ」と叫ぶと観客から大きな歓声が上がりました。陸に揚げられたクジラから子クジラが発見されると通鯨唄保存会が感謝の気持ちを込めて鯨唄を披露しました。