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棚田で自然栽培米の植えつけ

ページID:0010247 更新日:2014年6月23日更新 印刷ページ表示
海の見える棚田に植えられた

海の見える棚田に植えられた
田植えを行った東後畑営農組合の皆さん
作業のようす
 6月23日(月)、油谷後畑の棚田で「自然栽培米」の田植えが行われました。 市では、昨年度から成長戦略事業の一環として、「自然農法による米づくり実証実験事業」に取り組んでおり、原風景の残る棚田で農薬や化学肥料を一切使用しない米づくりを行い、販売上の強みや生産上の課題について実証していくこととしています。 この自然栽培は、「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんの発案した栽培法で、これを実践した石川県羽咋市の高野誠鮮さんに昨年度指導受け、今年度より石川県羽咋市の作成したマニュアルを参考にしながら生産力向上に向けた栽培検証を行っていく予定です。 昨年度、22アールの実証実験田で収穫された収量は、12俵。jaの検査結果によると、一等米にランクされたものの、食味値は「59」で「やや劣」と評価されました。この結果を木村秋則さんに確認したところ「田植えから収穫までの間に除草作業でほ場に多く入ったことが原因ではないか」ということで、今年度は早めに除草作業を終え、ほ場に入る回数を少なくする予定です。 この日植えられたきぬむすめの苗は、昨年度の自然栽培米から種籾を取り、無農薬、無肥料で育てられたもので、約40アール植える予定うち、約28アールが東後畑営農組合の組合員の手により植えられました。 きぬむすめ以外にもひとめぼれが約20アール昨年植えたほ場に植えられており、ひとめぼれの収穫が9月下旬、きぬむすめの収穫が10月下旬に行われる予定です。収穫目標が36俵で、収穫された自然栽培米は、ながと物産合同会社により販売されることとなっています。