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クジラの食文化を守る

ページID:0010229 更新日:2014年6月9日更新 印刷ページ表示
加藤教授の講演のようす

加藤教授の講演のようす
総会のようす
あいさつする上田会長
ユーモアある講演は参加者の笑いを誘った
 6月7日(土)、市内の旅館で「長門大津くじら食文化を継承する会」の第13回総会が開催され、会員ら約60人が参加しました。同会は、長門大津地地域とクジラの深い歴史を大切に守り、健全なクジラ食文化の啓蒙活動を推進し、地元経済や観光産業の発展に寄与しようと平成14年に設立されました。  総会では上田俊成会長が、「私たちは捕鯨やクジラ食の文化を伝えていくことが大きな役割。昨年度は幼稚園や保育園、老人施設にクジラ肉を提供し、また販売も順調に行うことができた。近代捕鯨のまち下関市と、古式捕鯨のまち長門市が連携して伝統あるクジラ食文化を守っていきましょう」とあいさつしました。  来賓として大西市長は、「クジラを取り巻く環境は、南氷洋での調査捕鯨が禁止の判決が出るなど厳しい状況。しかし、今後の食料危機が懸念される状況もあり、クジラ食文化を世界にアピールする必要がある。ユネスコ無形文化遺産とされる和食にもクジラ肉はある。クジラによるまちおこしも考えているところであり、国内でもしっかりこのような活動を発信していくことが必要だと考える。下関市とも連携していきたい」と話しました。 ; min-height: 24px  その後、議事に入り、昨年度の活動、決算が承認、26年度の活動や予算についても審議が行われそれぞれ可決しました。 ; min-height: 24px  総会終了後、東京海洋大学大学院の加藤秀弘教授により、「icj国際司法裁判所判決を受けた鯨類捕獲調査、今後の展望」という演題で講演が行われ、たくさんの人が耳を傾けました。加藤教授は、「今回の裁判は資源保護でなく政治的な目的が見える。今後も粘り強く捕鯨についてアピールしていく必要がある」と話しました。