3月8日(土)、香月泰男美術館で「特別展「香月泰男没後40年 香月泰男《シベリヤ・シリーズ》より」のオープニングセレモニーが行われました。 セレモニーには、香月泰男美術館の香月婦美子名誉館長や山口県立美術館の斎藤郁夫副館長らが来賓として出席しました。 セレモニーでは、はじめに大西市長が「この美術館でシベリヤ・シリーズが開催でき、喜びに堪えません。この機会に多くの人に来場していただき、香月の思いに触れてもらいたい」とあいさつしました。 続いて来賓として出席した斎藤郁夫副館長が「シベリヤ・シリーズは、一大叙事詩と言える作品です。県民の貴重な財産として全国のファンに見ていただきたい」と述べました。 この後、宗頭幼稚園と三隅保育園の園児や有志が制作したアート作品がお披露目され、テープカット後、館内では、山口県立美術館の萬屋健司専門学芸員によるギャラリートークが行われました。 ギャラリートークで萬屋専門学芸員は、「シベリヤ・シリーズは次世代に残していかなければならない作品。図録とは全然違い、本物を見てみなければわからない見ごたえのある作品ばかりです」と話し、香月画伯の表現方法の特徴や技法、修復作業のやり方などわかりやすく説明しました。 なお、この「特別展「香月泰男没後40年 香月泰男《シベリヤ・シリーズ》より」は6月2日まで香月泰男美術館で開催されています。